SEM-Analytics » アドエクスチェンジ http://www.sem-analytics.com デジタルマーケティングを支えるテクノロジーを考えています Mon, 06 Jan 2014 14:22:21 +0000 ja hourly 1 http://wordpress.org/?v=3.5 [adtech] “What Does ‘Demand-Side Platform’ Mean To You?”を前半だけ訳してみた。 http://www.sem-analytics.com/2012/01/adtech-what-does-demand-side-platform.html http://www.sem-analytics.com/2012/01/adtech-what-does-demand-side-platform.html#comments Wed, 11 Jan 2012 11:32:00 +0000 Hideya Kato http://www.sem-analytics.com/?p=663 What Does ‘Demand-Side Platform’ Mean To You?(adexchanger.com)がちょっとだけ話題になっているようでしたので前半の「What does DSP (demand-side platform) mean to you?」の部分だけ訳してみました。(注:訳の精度は保証しません、、、のでまちがっていればご指摘下さい。)
    
「Demand−Side Platform(DSP)」とはなんでしょうか?(インタビュー)

Jeff Green(Founder and CEO of The Trade Desk)

■「Demand−Side Platform(DSP)」とはなんでしょうか?
Jeff:
・アドテクノロジーに関する残念なことのひとつに「言葉を荒廃させる」ことがある
  →初めてアドエクスチェンジ(AdECN)を2004年に作った際にその渦中にいた
    →その時の考え:”We’ve created an ad exchange and we’re fair, neutral
    and transparent – and we run an auction for every impression.”
    →その後アイデアは広まったが、「アドネットワーク」と「アドエクスチェンジ」の違いがなくなり、
    ほぼすべてのアドネットワークが「アドエクスチェンジ」か「アドマーケットプレイス」に変化した
      →「exchange」という言葉が薄まり始める
    →セールストークでは「エクスチェンジにはタイプがあって彼らは違うタイプです」とか
    「私たちの競合は他社エクスチェンジではありません」とかグラグラ

・2012年はその2006年の繰り返し。「アドエクスチェンジ」ではなくDSP(Demand-Side Platform)になっただけ。
  →本来は広告主側のプラットフォームを指すが、
  「RTB(real-time bidding)でアドエクスチェンジの在庫にアクセスできるようになったよ」
  だけでいうことも。
  →多くのビジネスモデルが「DSP」というものの上に構築されている
    →透明性をほぼなくして50%マージンなどでサヤ取りするアドネットワークに近いビジネスモデルとかまでも
  →大抵のDSPと呼ばれるものが代理店であるか新しいタイプのアドネットワークである
  →いくつかのDSPは「プラットフォーム」という言葉から導かれる以上のサービスレイヤーを持ってたりする

・(The Trade Deskは)数少ない「自身がプラットフォームである」といえる会社の一つ
  →広告主向けプラットフォームであり、媒体社向けプラットフォームでもある
  →実際はいろんな意味でDSPとは違うので、自身を「buyer’s platform」といったりする
  →「buyer’s platform」として
    ・透明性を担保する
    ・顧客である代理店やアドネットワークがプラットフォームを使って
    それぞれのアドバンテージを作り、守れるようなサービスレイヤーを構築できる隙間を残す
    ・多くのDSPがアドネットワークや代理店と競合しているが、他のアドテク企業と競争するのではなく
    力を与える存在でありたい。

原文:What Does ‘Demand-Side Platform’ Mean To You?(adexchanger.com)

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[adtech] CAMPがRTBの実装を経てさらに進化しました http://www.sem-analytics.com/2011/09/camp-rtb.html http://www.sem-analytics.com/2011/09/camp-rtb.html#comments Thu, 15 Sep 2011 04:06:49 +0000 Hideya Kato http://www.sem-analytics.com/?p=628 サイバーエージェント提供の「CAMP」がRTBに対応した広告配信機能の提供を開始

株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:藤田晋、東証マザーズ上場:証券コード4751)は、提供する広告効果検証システム「CAMP(CyberAgent Marketing Platform)」の新機能として、インターネット広告のROI向上と効率化を実現するため、RTB(リアルタイムビッディング)に対応した広告配信機能の提供を開始いたします。

「CAMP」ではディスプレイ広告への出稿を効率化させるための第三者配信機能の提供を開始しておりますが、今回のRTB配信機能追加により、広告配信から広告効果検証までをより統合的に管理する事が可能になり、ディスプレイ広告のさらなるROI向上と運用効率の改善を実現します。RTBを用いた新たなディスプレイ広告の出稿方法の登場により、米国のディスプレイ広告市場は急速な成長を遂げ、2011年度は前年比13%増の101億ドルに達すると予想されています。

広告効果の改善を行う為には、継続的かつ迅速に出稿計画の見直しをする広告運用が必要ですが、従来のディスプレイ広告では掲載先、金額、期間などの配信条件をスピーディに変更し、改善を図っていく事が困難でした。第三者配信やRTBによる広告配信機能を活用し、掲載先、ターゲティング条件、フリークエンシー制限の修正、掲載金額の変更などを迅速に行う事で、ディスプレイ広告においても広告を運用し、広告効果の改善を行う事が可能になります。当社ではディスプレイ広告やリスティング広告の運用で活用されてきた広告効果検証システム「CAMP」を基盤に、新たにRTBによる広告配信機能を追加する事で、ディスプレイ広告の効果改善を実現します。

RTB広告配信の接続先パートナーとして、Google が運営するオンラインアドエクスチェンジ『DoubleClick Ad Exchange』、株式会社サイバー・コミュニケーションズが運営するオンラインアドエクスチェンジ『OpenX Market Japan』、株式会社マイクロアドが運営するサプライヤーサイドプラットフォーム『MicroAd ADfunnel』への配信を予定しており、順次広告配信先を拡大してまいります。

http://www.cyberagent.co.jp/news/press/2011/0915_1.html

本日もう2年近く携わらせてもらっているプラットフォーム「CAMP(CyberAgent Marketing Platform)」にRTB(Real-Time Bidding)を実装とようやく発表することができました。業界関係者の諸先輩方には去年のad:techの前から「いつ出すんだ?」というプレッシャーwをいただきつつも、「RTBのみならずCAMPというプラットフォーム全体としてどうするべきか」という部分に熟考を重ねて、ようやく形にすることができました。

市場では既に「DSP(Demand-Side Platform)」という概念でRTBの提供がスタートしています。しかしDSPという言葉を単純にReal-Time Biddingの実装とイコールで結ぶことはしたくないと考えています。その部分がまさにこれまで熟考を重ねてきた部分であり、今回のRTBの実装においてもCAMPというプラットフォームのコンセプトを煮詰める上での重要な出発点でした。

語弊を恐れずに言うと「RTBというのが流行っている」という雰囲気で、そのミクロな部分がピックアップされている事が多いと感じています。

しかしながら「DSP(Demand-Side Platform)」というからには更に上の視点で統合的にマーケティングを支援できるようになるべきで、その中でRTBが持つべき役割をきちんと明確にすることが重要です。これまでCAMPは広告を出稿される側のマーケティング戦略や効果のフィードバックなどを支援するためのトラッキングエンジンを提供し、広告のデータを集約してきました。今度はさらにそのデータを配信という形でよりダイナミックに、スピード感持ってマーケティングの意思決定からアクションまで行っていける仕組みが加わってきたということです。

PDCAサイクルに重要なレポーティングがこれまで以上に拡充され、RTB以外の広告データとの統合も行っています。アトリビューションの分析に関してはRTBだけではなく他の広告とトータルに分析を行えるように考えていますし、その部分も加味してバイイングサイドアドサーバー(いわゆる第三者配信)の機能も実装済みです。よりオーディエンスの分析などを含めて各種機能も拡充する予定です。

CAMPは広告効果分析システムから統合マーケティングプラットフォームとして進化します。オーディエンスの粒度で配信がコントロールできることで広告出稿の考え方は今後変わっていくと思いますが、その部分だけにとらわれず企業のマーケティング活動に必要な仕組みとして引き続き提供します。

つくることが目的ではなくようやくスタートライン。これから引き続き頑張っていきますので皆様よろしくお願いいたします。

P.S. 今年のad:techのワークショップにて登壇させていただき、CAMPについてもちょっとだけ触れる予定です。ブースでは2日間説明も行っていますのでぜひお越しください。ご指名いただければ僕から直接お話できるようにもしておきたいと思います。

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[adtech] Googleがアドエクスチェンジを日本でも提供開始 [Google to Launch AdX in Japan:ClickZ] http://www.sem-analytics.com/2011/06/adtech-googleadex.html http://www.sem-analytics.com/2011/06/adtech-googleadex.html#comments Wed, 29 Jun 2011 01:15:30 +0000 Hideya Kato http://www.sem-analytics.com/?p=624 ClickZにGoogleのアドエクスチェンジ(DoubleClick AdExchange)の日本展開に関する記事を掲載しています。

ソース:Google to Launch AdX in Japan:ClickZ

今回の記事の要約をお伝えすると

・2009年に北アメリカ地域でローンチしてからこれまでインターナショナルバイヤーには提供されていたので、今回のミーティングにおける日本でのローンチは厳密に言うと正式なローンチではない。
・現在日本の代理店などはU.S.の通貨で入札できるが、日本での正式ローンチ時には円での入札が可能になる。

・PlatformOneのCEO、徳久氏にメールにてインタビュー。DAC社はテクノロジー提携業者であるIponweb社により同社広告主向けプロダクトのMarketOneにてreal-time bidding(RTB)を提供、媒体社向けプロダクトであるYieldOneを媒体社の利益向上のために提供している。
・MarketOneは2009年のローンチから100以上の代理店と400以上の広告主が利用している。
・PlatformOneのRTBの在庫は100億インプレッション/月以上あり、今年後半には2倍のボリュームが期待されている。

・CCI社はOpenX社と提携し、同じくRTBを提供。

・Yahoo!RightMedia Exchangeは2009年より日本の市場に参入しているが、未だにRTBの提供は日本では行っていない。



守秘義務等の関係もありますので詳細は書きませんが、記事にあるとおり、先週代理店や広告テクノロジー周りの関係者が集まり、Googleのアドエクスチェンジ(DoubleClick AdExchange)についての今後のローンチに関する説明を受けました。

これまで入札する側(通称DSPと言われている側:FreakOutやMicroAd BLADE)のローンチが先行してきましたが、Googleの大きな配信在庫が日本で開放されるということで市場の波がここで大きく変わるのではないかと考えています。

各社ここから各アドエクスチェンジの配信をどのようにデータなどの差別化を行った上でのReal-Time Biddingで入札を行い、広告主・媒体社それぞれにとっての利益がどのように変化していくのか楽しみです。どこまで市場が盛り上がっていくのかまだまだ未知数ですが、今年は日本のアドテクノロジー市場において去年のように「考え方」だけではなく「具体的なプロダクト」ベースで変化の大きい年となりそうです。

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[adtech] アドエクスチェンジはリスクが高い、、、? http://www.sem-analytics.com/2010/08/adtech-%e3%82%a2%e3%83%89%e3%82%a8%e3%82%af%e3%82%b9%e3%83%81%e3%82%a7%e3%83%b3%e3%82%b8%e3%81%af%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%82%af%e3%81%8c%e9%ab%98%e3%81%84%e3%80%81%e3%80%81%e3%80%81%ef%bc%9f.html http://www.sem-analytics.com/2010/08/adtech-%e3%82%a2%e3%83%89%e3%82%a8%e3%82%af%e3%82%b9%e3%83%81%e3%82%a7%e3%83%b3%e3%82%b8%e3%81%af%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%82%af%e3%81%8c%e9%ab%98%e3%81%84%e3%80%81%e3%80%81%e3%80%81%ef%bc%9f.html#comments Fri, 13 Aug 2010 01:36:46 +0000 Hideya Kato http://www.sem-analytics.com/?p=466

オンラインのリスクやブランドのマネジメントを行っている米adsafeが8月10日、第2四半期におけるディスプレイ広告市場のレポートをリリースしています。

タイトルは

ADSAFE QUARTERLY REVIEW IDENTIFIES AD EXCHANGES AS HIGHEST RISK BUYING PLATFORMS FOR ADVERTISERS
REPORT COMPARES BRAND SAFETY, TRANSPARENCY AND GEO-TARGETING ACROSS BUYING PLATFORMS

となっており、レポートは
・ブランドにとって安全か
・透明性
・地域ターゲティング

において「アドエクスチェンジが最も高いリスクのある広告主のバイイングプラットフォーム」であると説明しています。

■トラフィック量の比較

(q2 2010 adsafe quarterly review : adsafe)
49% : アドエクスチェンジ/RTB/DSP
33% : アドネットワーク
18% : ダイレクト
*あくまで配信量なので金額となると変わるはず

■透明性

(q2 2010 adsafe quarterly review : adsafe)
リファラをベースとした配信先の透明性でいうと
68.4% : アドエクスチェンジ/RTB/DSP
82.6% : アドネットワーク
97.4% : ダイレクト
ということでアドエクスチェンジは3分の1は「どこに出ているかわからない」ということに。

その他(詳しく見ていないので基準を確認していないのですが、)adsafeが独自でリスクのあるサイトかどうかのランク(AdSafe Rating)を一定水準満たしていないサイトの割合がアドエクスチェンジで多くなっているなどのデータも出ています。


確かにエクスチェンジやDSPなどが入ってくることで配信に関わるやりとりは日々複雑になってきており、どんどん透明性は担保できなくなっていく可能性はあると思っています。そこでブランドに関わることでの懸念が生まれたり、そもそも現状の流れだけで言うとプライシングが難しくなっていくような気がします。

adsafeのプレスリリースはこちら(*PDF)
また、レポートはこちらからサインアップすることでダウンロード出来ます。
q2 2010 adsafe quarterly review

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http://www.sem-analytics.com/2010/08/adtech-%e3%82%a2%e3%83%89%e3%82%a8%e3%82%af%e3%82%b9%e3%83%81%e3%82%a7%e3%83%b3%e3%82%b8%e3%81%af%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%82%af%e3%81%8c%e9%ab%98%e3%81%84%e3%80%81%e3%80%81%e3%80%81%ef%bc%9f.html/feed 0