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たくさんするか、濃くするか

マーケティングの仕事をしていて感じるのは、
・マーケティングの仕事に「終わり」はない
・マーケティングの仕事に「たくさんする」というはかり方はない
ということ。
確かにマーケターとしての仕事はたくさんあるけど、
たくさんやる事が仕事じゃないです。


マーケティングの仕事は、人のココロに訴えかけるコアな部分を
ぎゅうっと濃縮させて、それをコアにしたアプローチを作り上げる事で、
ビジネスゴールへの道筋を明確にする事
だからできる人が作る程、その形はミニマムになっていって、
思いっきりシンプルだけど誰かのココロに深くささり、
ビジネスゴールにたどり着く道のりが「必然」になる
そんな気がするんです。
だから後輩の提案書をチェックする時も、
・たくさんダラダラマーケティングデータだけ書いて満足してないか
・手法(主に媒体説明)だけで落ち着いていないか
そして
・1分で説明できるか
をみています。
ボリュームあるのに全然ささらない提案書とかありますからね。
「たくさん」あるけど「薄い(濃いの反対)」んです。
海外では「エレベータートーク」といって不意にエレベーターで
役員の人と乗り合わせたとき、その人が降りる前に
自分のアイデアを説明する30秒〜1分のプレゼンの練習をするらしいです。
もちろん、その内容は「濃く」ないと通らないですよね。
「限られた時間なんだから削れ!」という人もいますが、そうじゃなくて、
「限られた時間なんだから濃縮させろ!」という事です。
日本の企業では「濃い」ことよりも「たくさん」やることが
評価される事が多い気がするので、なかなかコンサルティング系や
企画系のマネタイズが難しいのは残念ですね。
少しずつ、業界を変えていかないとです。


Categorised as: マーケティング


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