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顔認識技術とストーカー広告

究極のストーカー広告?顔認識デジタルサイネージ@iEXPO2008
(アドマン2.0@デキる広告マンの作り方)

■顔認識であなたに合った広告を――NECのデジタルサイネージ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0811/11/news078.html
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電子看板の上部にカメラを設置。通行人が顔を電子看板に向けると顔画像をとらえ、1万人分の顔画像のデータベースと照合して0.3秒ほどで年齢や性別を推定し、最適な広告を表示する仕組みだ。年齢は、10代刻みで推定する場合、7割程度の確率で正答するという。
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この記事 でも顔認識技術で年齢・性別を特定するイスラエルの技術を紹介しましたが、その普及を待たずともNECが既にその技術を持っている。しかもデータが取得できるだけでなく、現時点でターゲティング広告として利用できる。

アドマンの記事。おもしろい技術ですよね。
ちょっといろいろ感じたこと書いておきます。
続きは以下。


この仕組みすごいんだけど、ターゲティングはその人の見た目に
依存してしまっていて、ヒトのニーズまではたどり着けない。この技術だけだと。
もし精度を上げるのにこの技術がいたるところにあって、
つながっていて、追いかけられて、
・レストランで女性と楽しく話していた
・コンビニで車の雑誌を見ながら難しい顔をした
・銀行に行ったが切ない顔をした
→【PR】お金が必要なあなたに!○○ローン!!
とかだったらリアルな世界の行動ターゲティングになるけど(苦笑)。
それこそストーカー広告だなー。そこまでして一方的に見せる
必要あるんだろうか?
居酒屋とかでこの技術使って好きそうなものを自動的にピックアップ
してくれたりとかならいいのに。
全員の顔チェックして好きそうなメニュー選んでくれる。
実際にそれ注文したらその世代はそのメニューがスキだってことで
DBとしてほかのグループにも活かせるし、顔覚えておいてくれるんだから
前回たのんだものとかも出してくれるでしょ。どのくらいどの世代が
どのお酒を飲んでるのかDBにしてどっかに売ってもいいし。
何か例が安っぽいな、、、。
結局インプットとしての技術はすごいんだけど、カウンターというか
レスポンスとしての形が「広告」だとスケールしない気がする。
「年代がわかる」ってことにその人たちの行動を組み合わせて、
もっと大きな視点でデータを使うことを考えたいな。


Categorised as: テクノロジー, 広告


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