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CPMが死んでもらいたいと思われる理由

CPMを殺しましょう, 絶対に生き返らないように(Techcrunch)
CPMが無くなったからといってじゃあCPCか!とか全然思わないですが、一理あると思います。


いろいろなブログで書かれているとおり、バナーサイズや掲載面、メディア自体やユーザーの違いから、単に「1インプレッション」というように表現するのは本質的ではない気がします。
それ以上に僕がCPMが嫌われる理由だと思っているのは

自然で妥当な制限がない。テレビや印刷物、ラジオなどはある一定量までの広告しか挿入できない。インターネットは違 う。1ページあたりの広告はいくらでも増やせるし、ユーザをあれしろこれしろとこづいてインプレッションをかさ上げできる。こんなことを言う掲載者にあな たも会ったことがあるだろう: “インプレッションがそんなに大事なら、1ページの広告を4つじゃなく8つにすればいいだろ”。あるいは: “ユーザが新しいメールを送るたびに違う広告を表示できないの?”。

という部分。
(実際はマーケティング予算を取るだけの妥当な効果とボリュームがだったとしても)その「インプレッション」という数字は物理的なハードルが低い状態で量産できるポテンシャルがあるから、『信用できない』。というのがあると思う。
この点に関してはやっぱり広告主視点とメディア視点で新しい指標を作る必要はあると思いますね。
ちなみにCPMで購入すると広告主側は損をするという感じの意見の方も多いのですが、そもそもCPMだけで広告枠を購入されてる広告主はいらっしゃらないですし、それを単純にKPIにおいているところもないでしょう。
おなじCPMでも、クライアントの要件に応じていい/悪いが出てきますし、それを精査するのは代理店がやっていると思います。(効果の悪いところのは値段が下がるか売れなくなります。)
何が言いたいかというとCPMというのは
1.広告の販売形態の一つ
2.広告主の効果測定の指標の一つ
という2つがあり、1に関しては前述の通り最終的な効果そのものではないので(今のところは)あってもいいと思います。
2に関して、より広告主およびメディアの情報をミックスさせて「納得のいく」指標を作ることが出来れば販売の仕方も変わるかもしれないですね。


Categorised as: マーケティング, メディア論, 広告


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